パセリ

●英名:Pasley
●和漢名:香芹菜(シアン・チヌ・ツアイ)、おらんだぜり
●学名:Petroselinum sativum Hoffman
●科名:セリ科の二年生草本
●原産地:地中海地方
●主産地:西ドイツ、フランス、スペイン、ベルギーなど。日本では千葉・静岡・埼玉県

 パセリの原産は地中海地方であり、セリ科の二年草である。世界のあらゆる国で使われているパセリは、古代ギリシア時代から栽培されていたとされる。日本へは、明治時代の初期に渡来した。

パセリの品種

 日本で栽培されているパセリは、葉が縮れているパラマウント種だが、この他にもパセリには多くの品種がある。
 有名なものには、イタリアンパセリとハンブルクパセリがある。イタリアンパセリは葉茎を食用とし、ハンブルクパセリは根を食用とする。

パセリの香味

 パセリには、青臭いながらも爽やかな芳香がある。この芳香成分は葉に多く含まれるが、不揮発性であるため、そのままの状態では香りは弱く、ちぎったり刻んだりすると強い香味を発揮する。
 パセリは栄養価が高く、ビタミンA、ビタミンC、鉄分、ヨウ素、ミネラルを豊富に含む。

パセリの利用法

■ヨーロッパでは、頻繁にパセリを利用する。レストラン においては、パセリがないと店が開けられないとまで言われている。
■パセリは、セロリ同様に洋だしをとる際にも用いる。また、タルタルソースなどのソース類にもよく使われている。
■乾燥パセリは香味が和らぐので、スープやシチューに浮かべたり、ライスにのせて彩りを楽しんでもよい。

パセリの薬効

 パセリは鉄分を多く含み、ビタミンAとCも豊富である。
 腎臓疾患やガン予防、消化促進、発汗促進、風邪予防、冷え性、利尿、月経促進などに効果を発揮する。通経作用があるため、妊娠中は避けた方がよい。

パセリの栽培

 日本で主に栽培されているパラマウント種について

■種子から栽培する。春先に苗床に種子をまく。発芽には日光が必要なため、覆土は薄くする。発芽して本葉が2枚になったころ、列間隔を30cmとり、15cmおきに定植する。大きく生長してからの移植は避けること。
■除草はこまめに行う。また乾燥しないように注意する。枝葉が8〜10枚になると葉を収穫できる。生長しすぎると葉が開いてしまうため、収穫時期をずらさないこと。

パセリとカレー料理

 パセリは、世界でもっとも使われているハーブの一つである。付け合わせに添えたり、みじん切りにして上からかけたり、またはバター等に練り合わせたりして、風味や色の演出に一役かっている。
 カレー料理にもパセリは頻繁に使われている。パセリの色は、見事なまでの緑色である。緑は、ビタミンが豊富な証でもあるが、他の食材の色を引き立たせる効果もあるらしい。単色になりがちなカレー料理を引き立ててくれる。料理をよりおいしく見せるための名脇役なのである。
 香り良し、見て良し、身体にも良し。一見地味なようで、パセリの力はけっこうスゴイのである!これから家庭でカレーを作る際には、ぜひともパセリを傍らに添えてほしい。